島根県の西の玄関口として、開業30周年を迎えた萩・石見空港。飛行機が降り立つとき、
市内を流れる益田川と高津川、悠々と流れる二つの河川が見える。
下流に広がる益田市は、一説には後に“和歌の神”とも称えられた万葉歌人・柿本人麿の生誕・終焉の地とも言われ、
人麿を祀る二つの柿本神社は長きにわたり崇敬を集めてきた。
人麿の没後1300年にあたる今年、益田市では記念の式典が営まれている。
また、人麿の没後約400年が経過した鎌倉時代初め、この町に赴任してきた益田氏は、
大陸との交易により、西日本屈指の港町として栄えさせる。
水墨画の大家として名高い雪舟は益田氏と厚誼を結び、この地でその生涯を終えた。
雪舟が遺した水墨画や庭園は現在も市中に残り、
かつての益田の繁栄を伝える史跡の数々は「中世の傑作」として日本遺産にも認定されている。
柿本人麿と雪舟、日本の芸術史に名を刻む偉人が愛した町、益田。
彼らとのゆかりと共に、交易で栄えた港町の繁栄の様子も紐解いていこう。
2023年も残すところあとひと月。
今年は、人と集うことがためらわれたコロナ禍が明け、
人との繋がりをいつも以上に意識した
一年だったのではないだろうか。
ここからは、年末に訪れたい個室のある名店、
贈り物に選びたいこだわりの逸品を紹介する。
2023年を笑顔で締めくくってみてはいかがだろう。
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誌面を通じて私たちが提案するのは、
江戸から学び現代に活かすことができる「21世紀の日本人のライフスタイル」です。 遊び心と美があふれる「江戸」の伝統と文化。今の私たちの生活が江戸にあると言っても過言ではないでしょう。江戸にまつわる様々なエッセンスを紹介するだけでなく、「国際性」「教育」「環境」といった視点を”縦糸”に、そして衣食住といった身近な話題を“横糸”に、二つの糸が織りなす雑誌を目指します。
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「江戸を知れば、東京はもっと楽しい」を世界へ。日本人が大切にする四季折々の行事、衣食住の知恵...。歴史を紐解けば、また違った日本の姿が見えてくるはず。 ![]()
持ち運びやすい A5版 全32ページ
月刊江戸楽編集部 |