北海道最東端の地、知床半島の付け根から、最東端、根室半島の付け根に至る沿岸の、中央部に位置する標津町は、人口約五千人の町である。海岸から水平線に目を向けると、根室海峡が広がり、その奥には千島列島に連なる国後島が浮かぶ。
この町はかつて十五年連続日本一の鮭の漁獲量を誇り、現在は「鮭の聖地」として日本遺産に認定されている。この地を流れるポー川の流域には、クレーターのようなくぼみが延々と連なる竪穴住居跡「史跡標津遺跡群」があり、この遺跡からは、一万年前から十七世紀に至るまで、人々が暮らした跡や、多量の鮭の骨が見つかっている。そこから浮かび上がるのは、いつの時代も、この地に暮らす人々の生活には「鮭」の存在があり、人々の生活を支えてきたということだ。
本特集では、標津遺跡群が伝える、一万年にわたる人々の暮らしを明らかにするとともに、幕末にこの地を訪れた会津藩士の足跡、そして彼らが築いたこの町の礎を紹介。終章では、現在の標津町で行われている鮭漁や、海産物を活かした産業振興に力を注ぐ人々を訪ねる。
遺跡、会津藩士の足跡、そして現在の人々の取り組みから、一万年を超えて、鮭とともにある標津の人々の暮らしと思いに触れてみよう。
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江戸から学び現代に活かすことができる「21世紀の日本人のライフスタイル」です。 遊び心と美があふれる「江戸」の伝統と文化。今の私たちの生活が江戸にあると言っても過言ではないでしょう。江戸にまつわる様々なエッセンスを紹介するだけでなく、「国際性」「教育」「環境」といった視点を”縦糸”に、そして衣食住といった身近な話題を“横糸”に、二つの糸が織りなす雑誌を目指します。
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月刊江戸楽編集部 |