今日、首都・東京には日本各地はもとよりインバウンド拡大によって海外からの観光客も大勢押し寄せている。それでは江戸時代、幕府が置かれ実質的な首都機能を果たしていた江戸の町は、「観光」という側面から見るとどのよう
な町だったのだろうか。
江戸時代、『江戸名所記』『江戸砂すな子ご 』『江戸名所図会』など様々な観光ガイドブックが発行された。本特集ではその中から『江戸見物四日めぐり』を中心に紹介する。こちらは江戸の町を東西南北、四つのルートに分けて、四日間で効率よくまわるモデルプランを示したガイドマップ。文章とイラストマップが一枚にまとめられ、寺社参詣の手引きやグルメ情報なども盛り込まれている。
江戸を訪れた人々が『江戸見物四日めぐり』を片手に江戸の町を回ったように、本特集を見ながら東京の町を歩き、江戸の面影を探してみよう。
高層ビルが林立し、住宅が密集する東京だが、今も大消費地に近い立地条件を活かして多種多様な農水産物が生産されている。郊外へ足を延ばせば畑や果樹園が点在し、そこで採れた野菜や果物が市場に出回っている。
東京諸島や東京湾、多摩川などで獲れた魚や貝が食卓にのぼることもある。地球環境の観点から「地産地消」や「フード・マイレージ」が意識されている現代。本特集では「東京産」の農水産物に注目し、その魅力を発信する様々な取り組みを紹介する。
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誌面を通じて私たちが提案するのは、
江戸から学び現代に活かすことができる「21世紀の日本人のライフスタイル」です。 遊び心と美があふれる「江戸」の伝統と文化。今の私たちの生活が江戸にあると言っても過言ではないでしょう。江戸にまつわる様々なエッセンスを紹介するだけでなく、「国際性」「教育」「環境」といった視点を”縦糸”に、そして衣食住といった身近な話題を“横糸”に、二つの糸が織りなす雑誌を目指します。
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「江戸を知れば、東京はもっと楽しい」を世界へ。日本人が大切にする四季折々の行事、衣食住の知恵...。歴史を紐解けば、また違った日本の姿が見えてくるはず。
持ち運びやすい A5版 全32ページ
月刊江戸楽編集部 |