2020年、宇佐見りん氏の小説『推し、燃ゆ』が芥川賞を受賞。翌年には「推し活」が新語・流行語大賞にノミネートされるなど、「推し」「推し活」という言葉はSNSの普及も後押しして、広く一般に浸透した。
推し活は日々の暮らしに潤いをもたらすだけでなく、文化・経済の振興にも一役買っている。2023年度の推し活市場は約8200億円(※)とされ、現在も拡大中。グッズやチケット購入にとどまらず、交通費や飲食費など周辺消費を含めれば、経済への波及効果はさらに大きい。
こうした現代的な社会現象ともいえる「推し文化」は江戸時代にも見られ、歌舞伎役者や力士、茶屋娘など「推し」の存在は多岐にわたっていた。本特集では、江戸時代の「推し文化」に光を当て、当時の人々がどのように推し活を楽しんでいたのか、またそれが出版やファッションなどにどのような影響を及ぼしたのかを紐解いていく。そこから現代のライフスタイルや経済、産業の成り立ちを考える手がかりが見えてくるかもしれない。※ 株式会社矢野経済研究所『オタク』市場に関する調査(2023年12月27日発表)
新鮮な夏野菜や香り豊かな薬味がたっぷりと入った夏の蕎麦。江戸楽百選会の老舗・名店からこの季節一推しの蕎麦を紹介しよう。
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誌面を通じて私たちが提案するのは、
江戸から学び現代に活かすことができる「21世紀の日本人のライフスタイル」です。 遊び心と美があふれる「江戸」の伝統と文化。今の私たちの生活が江戸にあると言っても過言ではないでしょう。江戸にまつわる様々なエッセンスを紹介するだけでなく、「国際性」「教育」「環境」といった視点を”縦糸”に、そして衣食住といった身近な話題を“横糸”に、二つの糸が織りなす雑誌を目指します。
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「江戸を知れば、東京はもっと楽しい」を世界へ。日本人が大切にする四季折々の行事、衣食住の知恵...。歴史を紐解けば、また違った日本の姿が見えてくるはず。 ![]()
持ち運びやすい A5版 全32ページ
月刊江戸楽編集部 |