残暑が落ち着くと、いよいよ秋本番。秋の深まりと共に木々が鮮やかに色づく様は、千数百年前の昔から観る者の心を和ませ続けてきた。
本特集の主役は、もみじ・いちょうの二つの木。万葉の和歌にも詠まれたもみじは、平安時代には宮中の貴人が、江戸時代には庶民までがもみじ観賞を楽しむように。数々の浮世絵にも江戸の老若男女がもみじ狩りを満喫する様子が描かれている。
一方、中国から渡来したいちょうが、広く親しまれるようになったのは同じく江戸時代から。根付く土地を選ばず、火事や大風にも強く、その身に大量の水を蓄えることから、火事の頻発する江戸では「火除けの木」として随所に植えられ、明治維新以降も街路樹として活躍。現在は「東京都の木」に選定されている。
儚さが“ もののあはれ”を誘うもみじと、逞しい生命力を持ち悠々とそびえ立ついちょう。それぞれにまつわる歴史文化と、この秋に訪れたい紅葉の名所を紹介しよう。
澄んだ秋空に誘われる、外出が心地よい季節。心浮き立つお出かけを演出してくれる逸品を探して、東京の名店を訪ねた。
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誌面を通じて私たちが提案するのは、
江戸から学び現代に活かすことができる「21世紀の日本人のライフスタイル」です。 遊び心と美があふれる「江戸」の伝統と文化。今の私たちの生活が江戸にあると言っても過言ではないでしょう。江戸にまつわる様々なエッセンスを紹介するだけでなく、「国際性」「教育」「環境」といった視点を”縦糸”に、そして衣食住といった身近な話題を“横糸”に、二つの糸が織りなす雑誌を目指します。
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「江戸を知れば、東京はもっと楽しい」を世界へ。日本人が大切にする四季折々の行事、衣食住の知恵...。歴史を紐解けば、また違った日本の姿が見えてくるはず。 ![]()
持ち運びやすい A5版 全32ページ
月刊江戸楽編集部 |